特集
淡路島産びわ
隠れた特産品 淡路島のびわ
庫県のなかでも淡路地域が主な産地であり、生産量も全国トップレベル。 淡路島のびわ栽培は、江戸時代からはじまったという古い歴史もあります。 「泉砂礫( いずみされき) 」と呼ばれる水はけのよい土壌と、 淡路島西海岸の播磨灘を見下ろすような山の斜面で栽培されるびわは、 太陽の光を浴びながらも山々が風から木を防ぐという好条件が揃っているため、 甘くておいしく良質に育ちます。淡路島のびわ狩りが楽しめるのは、6 月から梅雨入りするまでの期間限定。収穫適期が短いからこそ、旬を強く感じることができます。
栄養と効能
来より万病を治す食物として、様々な薬効を持つことが知られています。 古い仏教経典で、びわの樹は「大薬王樹( だいやくおうじゅ)」、葉は「無憂扇( むゆうせん)」という名で呼ばれるほど、 枝葉根茎ともに大薬ありとされ、日本に伝わってからびわの葉を用いた療法は盛んに用いられてきました。 びわの葉を煎じた汁を切り傷や皮膚炎などの患部に塗ったり、「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう) 」という漢方にも配合され、 鼻づまりの解消や鼻の炎症を鎮めるために用いられたりしています。
■保存方法
直射日光を避けて、風通しのよい涼しい場所であれば、常温保存でも大丈夫です。長期保存はできないので、購入後は
できるだけお早めにお召し上がりください( 2 ~ 3 日以内)。また、冷蔵庫などで冷やしすぎると風味が落ちるため、
冷たいびわを楽しみたい方は、食べる2 ~ 3 時間前に冷やすのがオススメです。
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